【POINT5】 豊富な情報量×読みやすい文章

【1】まずは内容!

ビジュアル効果の高いサイトを作ったり、検索ワードでのヒット率を上げるためにいろいろな努力をしたりしても、肝心のサイトの内容がさっぱりでは、いずれそのサイトのアクセス数はガクッと落ちてしまいます。サイトを訪れる人は、やはり何か新しいもの、面白い情報を求めてやってきますので、せっかくサイトに来てその期待に応えることができな
いとがっかりしてしまいます。サイトを作る側としては、サイトに来てくれる人を大事にして、満足してもらえるような内容にすることがとても大事だと思います。

【2】コピペはNG!オリジナルの内容を!

Photo by Jason Rosewell

そのためには、なによりも提供する情報を豊かな内容にして、読み応え見応えのあるページにすることが欠かせません。その点で絶対にやってはいけないのはコピペ記事、コピー動画、引用ばかりの記事にすることです。
私は仕事上、たいていのジャンルのサイトを相当な数毎日訪れていますが、コピペ記事やどこかから持ってきた動画ばかりを置いているページというのはすぐに分かるものです。そして、やはりそのようなサイトは薄っぺらで、またアクセスしようという気持ちにならないものです。不思議なもので、サイト制作者の姿勢や態度というのは、サイトの内容に結構反映されると思います。読者のことを考えてサイトを作っている人のページは、やはり内容に心がこもっていて、読んで満足できることが多いものです。

【3】外部のプロの力を借りるのも手!

もちろん、自分には文才がないし、たくさんの記事を書くための時間もないという人も多くいるかと思います。そのような場合は、たいていWEB記事作成を請け負う外部業者に発注することになります。こうしたサービスを利用することのメリットは、やはりプロのライターだけあって、分かりやすい文章で内容に富んだものを書いてくれるということです。また、きちんとコピペチェックなどをしていますので、他のサイトとある程度内容がかぶるにしても、いかにもマネしました、という感じにならないのもいいところです。もちろん、自分の得意とするジャンルについて心を込めて文章を書くことができれば言うことはありませんが、もし無理ならこうした効率的な方法を採ることもできるでしょう。


FILT|独特の世界観とリズム感のある文章

このように、多くの訪問者を集めるためには、ある程度の時間と労力をかけて良い記事を作るというのは基本であり、重要な点です。小手先のテクニックや宣伝の力だけに頼らず、こうした基本に忠実であるようにしましょう。

【POINT4】 写真やイラストなどを適度に挿入

Photo by Igor Miske

【1】文字ばかりだと読みにくい!

情報が豊かで読んでタメになるというサイトを作ることはとても大事ですが、あまりにも情報が詰まっていて、文字がたくさんあるイメージの強いページというのは、逆に訪問者を遠ざけてしまう傾向があります。私は本を読むのが好きなので、かなり文字でびっしりのサイトも好きなのですが、やはりウィキペディアのような辞書的なサイトや、医療系や法律系の知識こそ命、という感じのサイトに限ります。ちょっとした情報を知りたくてサイトを訪れた時に、あまりにも文字がびっしりだと、面倒だと思って他のサイトに移ってしまうこともあります。

これが、あまり文字を読むのが好きでない人や、スマホでサイトをチェックしている人であればなおさらだと思います。やはり、情報豊かだと言ってもバランスが大事だということです。また、文字だけですべての説明を終わらせるのではなく、その説明を補足するイラストや画像を置くことで、より理解度を上げることもできます。そのためにも、適度にページ内に写真やイラスト、動画などのビジュアルを置くことが肝心なのです。

こちらは歯医者さんのサイトですが、あたたかいイラストがサイトの随所に散りばめられています。またイラストに動きもついていて、見るのが楽しいです。


ひなた歯科クリニック|イラストを用いた親しみやすいサイト。

【2】画像を挟んでバランス良く!

特に難しい内容の説明ではなく、画像による説明がいらないとしても、画像を置くことにはメリットがあります。料理に例えると、メインディッシュだけでなく箸休めのちょっとした小皿があると、気分が変わっておいしく全部食べられるように、文章だけでなくちょっとした画像があると、気軽にページを読めて飽きずにいられるようになります。

こちらのサイトでは、写真やイラスト、動画も挿入されていてページ全体にリズム感があります。
文字だけで単調に説明するだけでは伝わらない、元気良さや明るさも伝わってきて、より楽しく読み進めることができます。


ママンカ市場|イラストや動画リンクなどを入れて楽しげな雰囲気に。

【3】画像の説明をつける!

画像の置き方にはいろいろな方法がありますが、基本は文章の説明に画像が必要な場合には、その説明の上、もしくは下に画像を配置して関連性を付けるようにします。できればキャプションをつけることによって、より分かりやすい説明となります。単にイメージ写真を置く場合は、序文もしくは目次の下に付けることによって、ページの軽さを演出することができます。また、内容をいくつかの見出しに分けて少し長めのページとする時は、その見出しごとに画像を配置することで、飽きずに最後まで見てもらえる工夫ができると思います。

【4】リンクにもアイコンや画像を置いてみる!

もう一つの画像の用い方で使えるなと個人的に思うのは、他のページへの誘導リンクに小さめの画像を貼るという方法です。文字だけだとあまり興味を示さないものでも、画像があるとつい気になってしまうことが多いので、誘導率を上げられると思います。同じサイトに訪問者をいかにして留まらせるかというのは大事なポイントですので、このテクニックを使ってみるのはいかがでしょうか。


AB-ROAD|分かりやすいリンクボタン。

こちらは、イラストの説明もかわいらしいですが、「ツアーを見る」「航空券を見る」というリンクボタンを、四角で囲み、
リンクだと分かりやすくしているのに加え、文字の前にイラストのアイコンを入れて、クリックしやすく工夫していますね。

【POINT3】 ハッとされられるトップデザイン

【1】魅力的なトップページ写真!

私が個人的に好きだな、と思えるサイトとしては、トップページやそれぞれのぺージのトップ部分のセンスがいいものが多いような気がします。WEBデザイナーのセンスがかなり現れる部分ですので、サイト全体の構成にも関係してきて、結果として読みやすいサイトに仕上がっていることが多いのです。また、デザインセンスが良いサイトはたいてい視覚的に操作できるようになっていますので、いきたいページにさっと移れるというメリットもありますし、探している内容が発見しやすいという特徴もあります。

デザインの中でも、写真は重要だと思います。インパクトのある写真が一枚あれば、サイトが一気に華やかな印象になるでしょう。
こちらのサイトは、写真がとても美しいです。トップページも、中のページも、写真が一枚の作品として存在感を主張しているような印象を受けます。


FILT|インパクトのある写真が魅力的

【2】色づかいも大切!

特に、いろいろなサイトのデザインを比べてみると、特にスマートな色の使い方をしているところは見やすいですし、印象がいいなという気がします。WEBページの色使いというのはかなり重要な要素で、ページのジャンルごとに色を使い分けることによって、上手にサイト構成を理解しやすくすることができます。一つのジャンルごとに決まったカラーを割り当てて、そのカラーのものをクリックすると、すぐにそのジャンルの内容であることが分かるようになっています。サイト全体の作りが色によって分かりますので、とてもシンプルでおしゃれな感じがします。もちろん、トーンを統一したり、色を示すためのアイコンの形を工夫したりして、センスの良いデザインをすることも欠かせません。

【3】良いなと思ったサイトを参考に!

WEBページのデザインを考えるにあたっては、たいていの場合はデザイナーさんに任せることが多いと思いますが、自分なりの雰囲気やデザインプランがあると打ち合わせが楽になります。そのためにも、日ごろからデザインについての勉強をすることが大事かと思います。

下に紹介するサイトも、なるほどなと勉強になることを発見できました。その中では時代を見据えたデザイン、特に少し先の時代を予測したデザインをすることでより高い効果を生み出せるということが述べられていて、確かにその通りだなと勉強になりました。


メディアとデザイン|デザイナーによるデザイン性の高いサイト。

WEBデザインはビジュアル的なプログラム技術が進んでいるということもあって、かなり融通の利く作りを実現できるようになっています。実績のあるデザイナーさんに依頼して、センスが良い使いやすいサイトを作るようにしましょう。また、今ではインターネット上にもたくさんのデザインに関する情報があって参考になりますよ。

【POINT2】 新しい情報がスグに見つかる

【1】繰り返し見てもらえるサイトに!

一時的にアクセスの多いサイトを作ることはできても、長期間にわたって安定したアクセスを維持するサイトを持つというのは簡単なことではありません。短期間のアクセス数は検索サイト対応や、その時に合ったテーマやワードを入れることで稼げますが、どうしても不安定なアクセスとなってしまい、長続きしません。かける労力に対して長期的に見るメリットが少ないとも言えます。
一方で、短期間あたりのアクセス数はそれほど多くなくても、常に安定したアクセスがありそれが続くようであれば、長期的に見ると大きな利益を生むことになります。しかも、一つのサイトで長く訪問客を迎えることができますので、労力を最小限にすることができます。一つのサイトを更新していくよりも、新しいサイトを立ち上げる方がずっと大変ですので、長く使えるサイトに力を注いで維持していった方が効率が良いのです。

【2】定期的に情報更新!

そのために重要なのが、定期的に新しい情報に更新するということです。固定したジャンルで情報を提供しているサイトの場合、同じ情報でも検索によるアクセスが多いので安定したアクセスを稼げると思いがちですが、実のところそううまくは行きません。というのも、インターネット上の世界は過酷な競争が繰り広げられていますので、同じ情報を置いているだけではすぐに似たような情報を出すサイトに持っていかれてしまうからです。また、検索エンジンも更新を繰り返しているサイトの方に評価を出す傾向がありますので、古いままのサイトだとどうしてもアクセスが自然的に減少していってしまうのです。

こちらのサイトでは、記事が度々更新されていて、また最新コンテンツが右にまとめられているため、一目で新着記事が分かります。


ほぼ日刊イトイ新聞|最新コンテンツが右にまとめられている。

【3】リピーターが訪れやすいサイトに!

そこで、常にサイトを拡大し更新することを考える必要があります。もちろん、無意味に同じネタでページを増やしていくのではなく、同じジャンルでも違う話題から内容を増やしてくことが求められます。もしくは、サイトテーマの下で新しいジャンルを作って、そこに新しい記事を追加していくことができます。そして、過去の記事も見やすいように、アーカイブ形式で過去記事を紹介したり、たまに全記事のアクセスランキングを入れるなどしてくまなく訪問者にページを閲覧してもらえるようにしたいものです。

こちらのサイトは、国内最大級のキャンプWEBメディアと言われています。
最新のキャンプ用品やレシピ、フィールド情報など、キャンプにまつわるあらゆる情報が掲載されているのですが、
カテゴリごとに整理されているので、興味のある記事を起点に関連性の高い記事を見て行けるので、興味深いなと思います。


CAMP HACK(キャンプハック)|カテゴリごとに記事が整理されている。

確かに、既存サイトの更新というのはたくさんのサイトを運営している人から見ると手間かもしれませんが、質の良いサイトを大事に育てていくことはその手間に見合うだけの価値があります。情報が次第に集積されるにつれて、サイト全体の価値も高まってきますし、リピーターを増やす要因ともなります。

【POINT1】基本は見やすいサイト構成

【1】訪問者にとって、役に立つサイトに!

趣味のサイトを作るにしてもアフィリエイトサイトを作るにしても、いかにしてたくさんの人に訪問してもらうかというのは、最も大事なポイントだと言えます。今では検索サイトの技術も急速に進歩していますので、単にワード利用によるSEO対策をしても、なかなか思うようにサイト訪問者が増えなくなっています。そのため、僕は本来のサイト作りの意義というものに立ち返るのが結果的に一番効果的だと思います。つまり、訪問者にとって益となる質の高いサイトを作るということです。実際にサイトに来てくれた人が、面白い、役に立ったという思いを持ってくれることで、高い評価を得ることができて、それがリピーターを呼び、検索サイトにおける高評価へとつながっていくからです。

【2】ほしい情報を、わかりやすい順番で伝える!

訪問者にとって役に立つ良質のサイトを作るためにはいろいろな要素が関係していますが、まず見やすいサイト構成にするというのが基本だと思います。全体的なサイトの作りを考える際には、自分のサイトを訪れる人たちは、どんな情報を求めてくるんだろうと考えて、その内容のページに行きやすいようにページの配列を組んでいく必要があります。

また、一つのページの中でも、どこにメインとなる内容があるのかというのをはっきりとさせ、何らかの説明とそれを補足する画像やイラスト、動画が関連よく並べられていることで、分かりやすいページとすることができます。さらに、文章も、適切な改行や段落分けをすることがとても大事です。段落分けがあまりなされていないと、文がごちゃっと固まって見えて、それだけで読む気をなくす読者もいます。逆にあまり間隔を空けて文章を作ると、内容が薄い感覚を与えてしまいますし、スマホでの読者が読みづらいという事態になってしまいます。バランスのよい文章構成が大事だということだと思います。

【3】関連情報も見てもらう!

さらに、他のページとの関連性というのもかなりポイントだと思います。一度自分のサイトに来てもらったら、できるだけ長くそのサイト内に留まってほしいと思いますので、一ページだけでなく、ついでに他のページにも立ち寄ってもらう工夫をしましょう。サイドに他のページの紹介をしたり、文章の最後につながりのあるアイディアが示されているページのリンクを貼ったりすることができるかと思います。サイト内のアクセス記事ランキングを置いたり、他のページの要約を下部に置いたりするのも効果的です。


ほぼ日刊イトイ新聞|最新コンテンツが右にまとめられている。

こちらのサイトでは、適度に情報が更新されています。僕もよく呼んでいますが、次回の更新がとても楽しみになります。